離乳食を食べない!疲れたときの6つの対処法や楽になる考え方を紹介

離乳食
  • 離乳食をあげようとすると泣く
  • 全然食べてくれない……もう疲れた

離乳食を食べない日が続くと、全部投げ出したくなりますよね。

離乳食初期は、赤ちゃんも食べ物に慣れていないため、食べてくれないことも少なくありません。

わが子も、5ヶ月ごろから離乳食を始めましたが、8ヶ月ごろまではまったく食べてくれませんでした。しかし、いくつかの方法を試すと、見違えるほど食べてくれるようになったのです。

この記事では、わたしが試して効果があった対処法や心が疲れたときに楽になる考え方を紹介します。

ネット上での体験談も紹介しているので、きっとお子さんに合う方法が見つかります。

今日からできることばかりなので、無理のない範囲で取り入れてみてください。

毎日の離乳食タイムを、今より楽にしましょう!

離乳食が疲れたときの6つの対処法

離乳食を食べないときは、以下の6つを試してみてください。

赤ちゃんが離乳食を食べない理由は一つではありません。だからこそ、一つの方法にこだわらず、赤ちゃん1人1人に合った方法で離乳食を食べさせることがポイントです。

それぞれの対処法について詳しく見ていきましょう。

対処法①時間を変えてみる

赤ちゃんは、機嫌が悪いと離乳食を食べてくれないことがよくあります。赤ちゃんの気分に合わせて時間を変えてみてください。

例えば……

普段は8時に食べてくれる赤ちゃんでも、その日は起きる時間が遅く、眠くて機嫌が悪いと食べてくれない場合もあります。

9時や10時など、時間をずらし、赤ちゃんがしっかりと目を覚ましご機嫌になってから食べさせてみるのがおすすめです。

決めた時間通りに、必ず食べさせなければならないわけではありません。

赤ちゃんのタイミングを見計らって試していきましょう。

対処法②親がおいしそうに食べる

ママやパパがおいしそうに食べているのを見ると、赤ちゃんの「食べたい!」を刺激してくれます。

実際に……

わたしはおおげさに「めっちゃおいしー!」とテンションをあげ、満面の笑みでおいしそうに食べるようにしていました。それをわが子はじーっと見つめていて、興味深そうにしていたのを覚えています。

その後は、笑ってくれたり口をあけたりしてくれました!

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少し恥ずかしくなるかもしれませんが、自分とわが子しかいない空間なので気にせずにやりきってみてください!

対処法③かたさを変えてみる

離乳食を食べない原因の一つに、かたさが合っていない可能性があります。

こんな声が……

ネット上の体験談では、「10倍粥は食べなかったが、7倍粥や出汁で味付けをすると食べるようになった」という声もあります。

「5ヶ月だから10倍粥」「9ヶ月だから5倍粥」とこだわる必要はありません。あくまで目安ですので、赤ちゃんの反応を見ながらかたさを変えてあげるとよいでしょう。

対処法④好きなものをあげてみる

栄養は考えず、まずは好きなものを食べてもらいましょう。それがきっかけで食べてくれることもあります。

わが子がまさにそうでした!

赤ちゃん用のせんべいが大好きで、どれだけ離乳食を拒否してもこれだけは食べました。せんべいの上に離乳食を乗せて食べたり、せんべいの合間に離乳食をはさんだりすることで食べられたのです!

「〇〇なら食べる」というものがあれば、ぜひ試してみてください!

対処法⑤スプーンを変えてみる

赤ちゃん用のスプーンの種類を変えてみると食べてくれることがあります。

わが子がそうでした。最初は以下の写真のようなスプーンの底がやや深めのもの使用していましたが、まったく食べませんでした。

食べなかったときに使っていたスプーン

そこで、次の写真のような底がやや平らになっているスプーンを使用してみると食べてくれるようになったのです!

食べるきっかけになったスプーン

この経験から、赤ちゃんによって食べやすい形状のスプーンがあることが分かりました。

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使ってみなくてはわからないので難しいですね……。

ぜひ、今使用しているスプーンを見直してみてください♪

対処法⑥おもちゃを見えないところに置く

おもちゃは見えないところに片づけておきましょう。

おもちゃが手の届くところにおいてあると、気になって触りだし、夢中になってしまうことがあります。

離乳食に集中できない環境が、食べない原因になっている可能性があるのです。

赤ちゃんが夢中になってしまうような物は、離乳食のときは片づけるようにしましょう!

離乳食を食べないときの原因はさまざま

赤ちゃんが離乳食を食べない原因は、十人十色で特定しきれないほどたくさんあります。

たとえば、以下のような可能性があります。

  • 食べる気分ではない
  • ご飯の量が合わない
  • 食べ物に慣れていない
  • スプーンに抵抗がある
  • 集中できる環境になっていない など

赤ちゃんは喋ってくれないため、完璧に原因を理解するのは難しいでしょう。赤ちゃんの様子をよく観察し、ゆっくりいろいろ試していきましょう。

ストレスを溜めない!離乳食が楽になる考え方3選

離乳食を食べてくれないと、ストレスが溜まったりイライラしたりしてしまうもの。そんなときは、以下のように考えてみましょう。

  • 食べなくても大丈夫
  • 少しでも食べたら100点満点
  • 無理の手放し

離乳食の時間が楽になるような考え方をご紹介します。

1.食べなくても当たり前

「食べなくても当たり前」と思ってみましょう!

今まで母乳やミルクしか口にしていなかった赤ちゃんは、初めての舌触りや食感のするものに戸惑っていても当然です。慣れる時間も赤ちゃんそれぞれ違います。

「食べさせなきゃ!」と思わなくて大丈夫です。母乳やミルクを頼りましょう。

ただし、成長曲線から外れている場合は小児科医に相談しましょう。

2.少しでも食べたら100点満点

一口でも食べたら100点、という考えてみましょう。

毎日一口だけでも、積み重なり慣れれば二口、三口と食べられるようになります。

実際に……

わが子も、8ヶ月ごろまでほとんど食べませんでしたが、少しでも食べられたらOKと思うことで、離乳食の時間が楽になりました!

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家族と共有し、一緒に喜ぶともっと楽になるのでおすすめです♪

3.無理の手放し

頑張ることをやめましょう!

「頑張って作る」「頑張って食べさせる」という考え方は、離乳食の時間を苦痛にします。

食べることを無理強いすると赤ちゃんにとってもつらく、逆効果になる可能性もあるからです。

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「疲れたな」と思ったら、やめてみるのも一つの方法です。

一食を抜いたところですぐになにか起こるわけではありません。

少しずつでも問題ありませんので、休みながらやっていきましょう!

離乳食を食べないことに疲れた……よくあるQ&A

離乳食を食べなくて疲れてしまったことに関する、よくある質問をまとめました。

お子さんやご自身の状況に合わせて、ぜひ参考にしてください。

離乳食を食べないときやめるのはあり?

離乳食を食べなくて疲れたときに、やめるのは方法の一つとして有効です。

「ちゃんとしないと!」と頑張りすぎると、うまく食べてくれなかったときに傷つきやすく疲れてしまいます。

休みながらゆっくり進めていきましょう。

離乳食食べさせないとどうなる?

離乳食を食べないことで考えられる影響は、おもに以下の4つです。

  • 鉄不足になり発達が遅れる
  • 身体の発育が遅れる

生後6ヶ月ごろから、母乳に含まれる鉄分が少なくなっていくため貧血のリスクが高まります。[1]

貧血は、運動機能や言語機能、認知機能に大きな影響をもたらすため、注意が必要です。たとえば、ハイハイや歩くのが遅くなったり、しゃべることが遅くなったりするのが遅くなったりするリスクがあります。

また、乳幼児期の栄養状態が、大人になってからの高血圧や糖尿病などの生活習慣病になりやすいと言われています。[2]

とはいえ、離乳食に疲れてしまったりお子さんが食べてくれなかったりするご家庭はたくさんいるので、不安になりすぎることはありません。

「離乳食疲れたけど栄養が心配」という方は、かかりつけ医に相談しましょう。

離乳食は毎日あげないとダメ?

離乳食初期は、毎日あげる必要はありません。

この時期は母乳やミルクが栄養のメインのため、食べられなくても問題ありません。

ただ、離乳食は食べられるようになるための練習の場です。

毎日じゃなくてもいいので、出来る限り離乳食の時間は継続していきましょう。

周りの子は食べていて焦ります。どう受け止めればいい?

「体重が成長曲線内であれば大丈夫」と割り切ることがポイントです。

わが子も8ヶ月ごろまではまったく食べませんでしたが、少しずつ食べてくれるようになりました。保健センターにいけば、同じ月齢の子でわが子よりもりもり食べている子もいました。

他の赤ちゃんと比較せず、わが子のペースで進みましょう。

どうしても不安な場合は、お住いの地域の栄養士さんや助産師さん、小児科医に相談してみてくださいね。

離乳食を食べない時期はいつまで続く?

離乳食を食べたり食べなかったりするのは、個人差が大きいため「いつまで」と断言はできません。

わが子は、たくさん食べてくれ始めたと思ったら、また食べなくなったこともありました。波がある場合も存在します。

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食べない日が続くと不安でいっぱいだと思います……。

でも、食べる日はいつかやってきますよ!

それまでは母乳やミルクに頼りながら進めていきましょう。

もし「成長曲線から外れてしまう」「不安が強い」場合は、小児科医に相談してくださいね!

まとめ|離乳食を食べないときの対処法を紹介しました

離乳食を食べないときの対処法や楽になる考え方を紹介しました。

  • 離乳食が疲れたときは時間を変えてみたり、親がおいしそうに食べてみたりなどアプローチ方法を工夫する
  • 離乳食を食べない原因は、気分や形態が合っていないなどさまざまなので、いろいろな角度から試してみることが大切
  • 離乳食に対してストレスを溜めないために「食べなくても当たり前」「少しでも食べたらOK」「頑張ることを手放す」ことを意識する

離乳食を食べなくて焦ったり不安を抱えたりすることは日常茶飯事かもしれません。

そんなときこそ、紹介した対処法や楽になる考え方をぜひ試してみてください。

頑張りすぎず、赤ちゃんやあなたのペースで進めていきましょう!

参考文献

[1]授乳・離乳の支援|堤ちはる

[2]乳児期の栄養と肥満、生活習慣病との関わりについて|厚生労働省

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